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ノートさかなクンが三宅島にやってきた

みんな、さかなクンに会いたかった

Image旧阿古小中学校を見学しているとき、1台の軽乗用車がすっと一行の横に止まった。降りてきたのは、お母さんと小さな娘さん。「すいません、さかなクンが来てるって聞いて、追いかけてきたんです」

そういえば、さっき阿古の溶岩原を見学していたとき、小学校のスクールバスが通りがかった。聞けば、そのバスの運転手さんがお母さんの旦那さんで、「いまさかなクンとすれ違ったぞ!」とすぐに電話があったとのこと。それで、おうちにいた子どもを連れて車を飛ばしてきたのだそうだ(なんと見事な連携プレー!)。

「わー、ありがとう! お名前を教えてください!」 さかなクンは、出会った人は誰でも分け隔てなく笑顔で接する奇特な人柄の持ち主。女の子は、着ていたTシャツの背中にサインをお願いした。「じゃあ、好きなお魚の絵を描かせてください。何のお魚が好き?」 女の子は言った。「メジナ」

「メ、メジナ?!!! すごーい! 5歳の女の子がメジナが好きって言えるなんて!!」
さかなクンはまたまた心底驚き、そして感激していた。都会の子どもなら、好きな魚はと聞かれればサケと答え、しかも思い浮かべているのがその切り身だったりしてもおかしくはないのだが、三宅島で出会ったこの女の子は、5歳にしてすでに、好きな魚は全長50cmほどになる磯釣りの人気魚メジナだというのだ。

これはさかなクンにとって、三宅島の人たちの暮らしと魚との関係を語る象徴的な出来事だった。さかなクンは、「すごいよ、すごい!」を連発しながら、女の子の背中に見事なメジナのイラストを一生懸命描き上げていた。

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