みやけエコネット

ノート♪鳥くんの三宅島レポ パート3

- 大路池と伊豆岬、そして食べ歩き編 -

5月28日 クロアシアホウドリあらわる!!

Image 翌朝も雨との予報通りだったが、それでも早くから出かけた。伊豆岬のウチヤマセンニュウは昨日と同じ「あいつ」が同じ場所でさえずっていた。そういえば、三宅島はめちゃめちゃホトトギスが多く、そこらじゅうで鳴いている。他の場所ではあり得ないくらいの数、生息密度でホトトギスがいる。

伊豆岬の沖にはオオミズナギドリが群れていた。その中にひときわ大きい鳥が飛んでいる。クロアシアホウドリだ。アドレナリンが出まくった。陸上からクロアシアホウドリが見れるなんて!! 海上を左右に飛び回っていた。時には猛スピードで飛んでいた。その早さはアホウドリと言う名前からは想像できず、海上の王者と思えるものだった。風を自由に操っていた。「どんな鳥になりたい?」と聞かれたら、迷わずクロアシアホウドリ!と答えてしまう感じだ。クロアシアホウドリは1時間以上もサービスしてくれた。雨の憂鬱をすべて吹き飛ばす最高の出会いだった!!!! しばらく興奮していた。

体験記写真

クロアシアホウドリ(撮影:永井真人)

次に向った三宮林道でしばし静かにしているとカラスバトが飛んで来て、少し遠くの枯れ木に止まった。カラスバトは警戒心が強い個体が多く、止まっているところを見るのはなかなか難しい。カラスバトはこちらに気づかない様子でしばらくの間枯れ木に止まり、時折「ウ~~~~ウ~~~」と鳴いていた。雨は降ったり止んだりに変わったが、雨が降っていないときも空はどんよりしていた。

僕は飯島直子より飯島愛が好きです。でももっと好きなのはイイジマムシクイです

Imageアカコッコ館に移動した頃には晴れた!「よっしゃ~~~!」と気合いを入れた。鳥たちも久しぶりの青空がうれしそうで、鳴きまくり、飛びまくりだった。

実は、今回撮影したいのはタネコマドリ、モスケミソサザイ、イイジマムシクイだ。アカコッコ館の一番奥の観察小屋でイイジマムシクイを待ってみることにした。声はかなり聞こえるが、木々の隙間でちらちら動くばかりでなかなかその姿を見ることも撮影することもできなかった。長い間観察していると、どうやらいくつかのソングポストがあって、そこをグルグルとまわってさえずっているようなので、そのうちの数ケ所に的を絞って待っていた。するとイイジマムシクイはやって来た。しかし、向きが悪くお腹しか見えなかったり、鳴きながらダンスをするように枝の上をちょこまかと移動したり、他の個体が来て邪魔されて飛んで行ったりで、だんだんと悔しくなってきて、イイジマムシクイ撮影にはまった(笑)。

もうこうなるとアカコッコもタネコマドリも無視だ! 「チョリチョリチョ」と鳴く声が近づいて来るのをじっと待った。何度かそばに来て撮影のチャンスはあったけれど、大満足とまではいかなかった。カメラやレンズの設定をオートフォーカスにしておくと手前の枝でピントがあってしまい、まにあわなかったし、オートフォーカスを解除して手動でピントをあわせようとするとピントリングの回転がまにあわなかったり、暗い場所で撮影する設定にしておくと、明るい場所に出て来たり……とすっかりイイジマムシクイに遊ばれてしまった。また今度再チャレンジだ!

体験記写真

イイジマムシクイ(撮影:永井真人)

夕方近くには大路池に移動した。「来ているよ!」と噂で聞いていたアカガシラサギを遠くに見つけた。アカガシラサギは他のサギのようにじっと魚が来るのを待ったりはしないでちょこまかと移動しては水の中を覗き込んでいた。アカガシラサギのすぐそばにササゴイもやってきた。ササゴイはじ~~~~~っと水面の先の水中を凝視してほとんど動かなかった。大路池には他にダイサギ、チュウサギ、コサギがいたが、それぞれ1~2羽で、どうしてこうも種類がうまいこと集まっているのか不思議だった。全部コサギとかそういうのでないところが不思議だ。

その後しばらく僕は大路池の南桟橋でボケ~~~っと池に響くカラスバトの声を聞いていた。カラスバトのディスプレイ飛行を初めて見た。キジバトよりも早いスピードで上空に舞い上がり、いっきに森につっこんでいた。そのときに「ガララララララ……」と鳴いたり、意味不明の「ゲゲゲ」とか「イヤ~~ヨ」志村けんぽい声を出していたので笑えた。桟橋でボケ~~~っとしているだけでカラスバトが飛ぶ、アカガシラサギがいる。なんてぜいたくなんだ!

体験記写真

アカガシラサギ(撮影:永井真人)

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