2時間目は、みやけエコネットにアップする記事について、文章の内容をもっと充実させようという目的のもとに行う“情報の伝え方”授業です。これは、前回までの授業で、子どもたちは口ではあれもやったこれも見たといろいろなことをしゃべっていたのに、いざ文章を書く段になると意外とあっさりとした文章で終わっていた子が多かったことから、講師の藤村さんが考案した文章トレーニング授業。
「僕たちは、人に何かを伝えるときは、口でしゃべったり、身振り手振りで表現したり、表情で伝えたりします。あるいは絵や図を描いたり、文章を書いたり、写真やビデオを見せたりもします。僕は、三宅島の良いところをインターネットで全国に伝えるみやけエコネットで、一番大切なのは文章の部分だと思っています。そこで、今日はそこをもっとおもしろく書くためのゲームをやってみたいと思います」
ルールは3つ。
練習問題として、スクリーンには大きなトマトの写真が映し出されました。さぁ、このゲームでは「トマト」と言わずにトマトを説明しなければいけません。ちょっぴり悩んだ子どもたち、だんだんと手を挙げ、「赤い野菜」「緑色のへたが付いてる」「形が丸い」と説明の言葉を発していきます。「種のないいちごが破裂しそうな感じ」という描写も出ました。
「ありがとう。今日みんながトマトが食べたいと思ってここまで言葉を尽くしたら、お母さんは間違いなくトマトを買ってきてくれると思います」と藤村さん。続いてクイズの本番です。1人の子だけが写真を見て、それを言葉で説明し、みんなはそれが何かを当てるのです。
1問目の写真を見た男の子。説明の言葉は……
「はい!」と手が挙がり、答えた名前は「ミヤケヘビギンポ」。大正解です。「そうだね、これはこの前の授業でさかなクンと一緒に見たミヤケヘビギンポです。どの言葉でミヤケヘビギンポって分かったかな?」 藤村さんの質問に、子どもたちは口々に、「背中がオレンジと白っていうので分かった」。たくさんある特徴の中で、これぞというものをつかんで表現すると、人にも伝わりやすいようです。
同様のクイズを、アカコッコとカラスバトでもやってみました。ラストの問題では再び♪鳥くんが登場。子どもたちが写真を見て書いた説明を読み、それが何かを♪鳥くんが当てるという趣向です。はりきる子どもたちが書いた言葉は……
「えー、何だろう」。しばし考えた♪鳥くん、これは小鳥に違いないとアタリをつけて、説明の通りに絵を描き始めました。「目の近くに白い線……あ、分かったぞー」。そう、答えはイイジマムシクイです。「大きさを書いてくれるともっと分かりやすかったな」。
「こうやって、見たものがどんなだったかを説明したり、どんなところがおもしろかったのかを掘り下げて書いてみると、作文で書ける文章の量が一気に増えます。僕も小学生のころは作文がすごく苦手だったんだけど、このコツをつかんでからはどんどん書けるようになりました」と藤村さん。学校の作文でとかく陥りがちな、「○○へ行った。おもしろかった」を超えるための具体的な方法を学び、子どもたちも、授業を見守る先生たちも、大いに納得の授業となりました。
最後に、明日の野外観察について、♪鳥くんとアカコッコ館レンジャーの篠木さんから説明がありました。明日は、島の南側にある大路池という湖で、フィールドスコープを使って水鳥を観察します。観察した内容はフィールドノートにメモ。鳥のイラストも描き、最終日にはそれをもとにエコネットに記事をアップします。ちょっぴりお天気が心配ですが、みんなで祈ればきっと晴れてくれるに違いありません。
いよいよ鳥の観察・・・つづきはこちら
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