Z-17 エリア
大路池「大路池が三宅島バードウォッチングのメインスポットです。」
2008/06/20 05:22 天気:快晴 気温:21~25度
三宅島内ただ一つの大きな淡水の池。池と呼ぶにはちと大きい。湖と呼ぶにはちと小さいか?ともかく大路池とその周囲は2000年の噴火後も照葉樹の森林が残り、三宅島バードウォッチングで絶対に欠かせない場所だ。
春~初夏であれば、池にはサギ類がいる。ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ、アマサギ、ササゴイなどは常連だが、どれも個体数は多くはないが、なぜか、種類数が多い。ここ数年はアカガシラサギが毎年見られている。ササゴイやゴイサギは池の縁をじっくりスコープで探すとたいてい見つけることができる。秋~春にはカモ類とオオバンがやってくる。ヒドリガモ、コガモ、オナガガモ、マガモなど。以前はオシドリが群れで渡来していたが、今では稀になってしまった。他にもミサゴやノスリが飛んでいる姿をよく見かける。セイタカシギがいる年があったり、バンがいたり、何がいるかはわからない。アカガシラサギが数年連続で初夏に観察されたり、ミゾゴイを見た人もいる。
固有種目当ての人は池にあまり時間をかけずに、周囲の森で野鳥を探そう。固有種をまとめて見たい理由で初夏に三宅島を訪れるバードウォッチャーが多い。初夏に「ウ~~ウ~~」と池の周囲から聞こえてきたらカラスバトだ。「クルルルルル」と鳴いたらディスプレイ飛翔をするかもしれない。カラスバトはタブの木に止まっていることが多いので、がんばってタブの木の隙間を探すと見つかることがある。また、池の周囲を歩いていると、突然、目の前に飛んできたり、目の前から飛び出したりとカラスバトとの遭遇率は高い。池は周遊道路から一本道で入っていく。早朝であれば、道の入り口の枯れ木にカラスバトやホトトギスがよく止まっている。入口から要注意だ。
池へ続く道へ入ると、イイジマムシクイ、タネコマドリ、アカコッコ、ホトトギスなど、鳥の声がシャワーのように絶え間なく聞こえてくる。イイジマムシクイは頭上ほんの数メートルの枝をたいていウロウロしている。イイジマムシクイはせっかくなら真横から見たい! 真下から見上げると首は疲れるし、特徴がよくわからない。池へ続く道の分岐点から池沿いに歩くときに、少し高い場所から、池岸が斜面になっていて、ちょうど目の高さで木々の地面から数メートルのあたりを見ることができるので、このあたりで、イイジマムシクイを見つけよう。さえずりながら木々の枝から枝へ移動するイイジマムシクイを見ることができるはずだ。オーストンヤマガラやミヤケコゲラなどもこのあたりでよく出会う。アカコッコは、朝夕に活発に路上で採食するので、静かに道を歩いていると、ピョンピョンと歩く姿を見ることができるかもしれない。アカコッコとイイジマムシクイはかなりの生息数、密度なので、見ないことはまずないだろう。
さて、イイジマムシクイ、アカコッコ以外で人気があり、大路池で見ておきたいのはタネコマドリとモスケミソサザイだ。見れるときにはいとも簡単に近距離で出会えたりするのだが、声はすれども姿は見えず……なのが、この二種類だ。池には小さな桟橋が二つある。東側の桟橋にはけっこう急な細い道を下って向かう。この道の途中にはご神木があり、この木の周辺で目撃することが多い。タネコマドリは本土の亜種コマドリよりも、高い場所をソングポストにしてさえずることも少なくない。かと言ってやはり低く、目立たない場所でさえずっていたりする。どちらにしろ同じ場所に長くとどまってさえずることが多い。それにたいしてモスケミソサザイはソングポストをコロコロと変え、移動してさえずる。大木の周囲をクルクルと渡り歩いている姿を見ることが多い。あっ、目の前、足元からコマドリが飛び出した、道を横切った、なんてことはよくあるが、じっくり、しっかり見るのはなかなか難しい。根気と運が必要かもしれないが、基本的に静かにゆっくり歩き、声が近いときには、腰を落ち着けて探すに限る。ただ見るだけでなく、大路池の野鳥たちの声のシャワーを満喫して、池の風を感じてほしい。鳥たちが三宅島の自然の中でどのような生活をしているかを観察してほしい。♪鳥くんが好きなのは、控えめなカラスバトのディスプレイと、イイジマムシクイが林の中を移動して、再び同じ木に戻ってくるのをじっと待っているときだ。
池の周囲にはオオコノハズクとアオバズクが生息している。昼間に姿を見ることはなかなか難しいが、昼でもなくことがある。オオコノハズクは「ポポッ、ポポッ」とツツドリによく似ているが、ツツドリのようにあまり響かずに、より低い声で「ポーポッ、ホーホッ」などと聞こえる感じで、ツツドリよりも、ややゆったりと鳴き、音程が最初のホと二つ目のホで変わる。♪鳥くんは毎年ここでオオコノハズクの声を聞いている。他ではなかなか聞くことができないので、心の隅に覚えておいてほしい。
ここ数年、初夏の池の周囲には毛虫が大発生している。毛虫嫌いの人にはかなり辛い。油断すると服に毛虫がついていたりする。(これはチャンスだ。ここ削除)鳥が好きなのに、虫が嫌いじゃもったいない。大好きになることはないと思うけれど、キャアキャアと騒がずに見たい鳥を見ることができる方がいい。毛虫がついたら、あせらずに、近くに落ちている小枝などでポイっと払えばいい。目前にブラブラと毛虫が糸をひいてぶらさがってきたら、これも数10センチくらいの枝を持ち歩いて、サクっと払えばいい。それだけ。
大路池まで来たら、すぐそばにある「アカコッコ館」に絶対立ち寄りましょう!
大路池まとめ
時期:5~6月(できれば早朝)、秋~春
見たい鳥:カラスバト、タネコマドリ、モスケミソサザイ、イイジマムシクイ、と、サギ、カモ類など水辺の野鳥。
鳥の見つけ方:暗い森があり、大木のある場所の周囲を注意する。声を覚えておく。(タネコマドリ、モスケミソサザイ)
場所:池水面と水際(カモ類、サギ類)
森の中と道の上(アカコッコ、イイジマムシクイ、カラスバトなどいろいろ)
池沿いの斜面(イイジマムシクイ、オーストンヤマガラなどが見やすい)
投稿者:鳥くん(プロフィール)
更新日時:2008/07/17 17:05
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コメント
- from ♪鳥くん
2008/07/17 17:05
秀吉でないことはわかるんだけどなぁ~~。
- from やました
2008/07/03 09:21
カラスバトが飛んでいるところの写真は初めて見ました。
飛んでいるカラスバトに遭遇すると、首のところが一瞬キラッと光ってこれまたドキドキなんですよね♪
こうして改めて見ると、普通のハト(ドバト)より羽が大きいかな?
- from とおりすがり
2008/06/30 15:10
おとなだからかなぁ~。
家康かな?
- from みさこっこ
2008/06/22 10:10
わかりやすい。。
写真ばっちり。。
まとめもある。。
なんで大人はそんなに天才
なの~
でもひとつだけみさこっこは鳥と歴史に関係するクイズを持っている。。
問題
天下統一した豊臣秀吉、織田信長、徳川家康。
このなかで次の俳句を作った人は?
鳴かぬなら
鳴くまで待とう
ホトトギス
三人のうちどれでしょう。
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大路池周辺の巨樹めぐり
2007/06/29 13:02 天気:曇り 気温:26~30度
先日、三宅島自然ガイド「キュルル」のメンバーで大路池周辺の巨樹探しをしました。
スダジイの巨樹として、樹齢600年を超えるといわれる、『迷子椎』は、おなじみです。
『迷子椎』に匹敵するほどの巨樹を次々とみつけました。
三宅島の噴火を幾度も乗り越えてきた巨樹たちを見上げていると、荘厳な姿に驚異を感じます。
巨樹には、たくさんのうろがあります。長い歳月の間に、多くの野鳥たちが住家にしたり、卵をかえしてヒナたちを育てたことでしょう。
巨樹が言葉を話せたらきっと、さまざまな物語を聞かせてくれることでしょう。
今回の火山ガスに負けないで乗り越えてほしいです。
投稿者:穴こっこ(プロフィール)
更新日時:2007/07/07 11:39
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- from nattion
2007/07/07 11:39
まだまだ知らない巨木はいっぱいあるんですね~!!迷子椎くらいしか知らなかったからビックリ☆
でも、人目につかない森の奥でひっそりとずっとそこに生き続けているからこそ、巨木の荘厳な存在感があるんでしょうね。
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迷子椎、今年も花が咲いています
2006/05/21 10:48 天気:晴れ 気温:16~20度
大路池の北側で、大路池を見守るように生えている「迷子椎」(まいごじい)。
樹齢約600年~750年、と推定されているスダジイの巨木です。
昨年は理由は不明ですが、ついにどんぐりの実がつかずじまいでした。
今年も花が咲いています。この花が実になるのは、来年の秋。2年がかりで実をつけます。
火山ガスや台風に負けずに、しっかりと実をつけてほしいものです。
写真は古くなって落ちたスダジイの葉っぱと花序(うすい黄色でひも状です)です。
古い葉を落とし、新緑に衣替えをした、迷子椎。
これからもずっと大路池を見守ってほしいものです。
投稿者:山本(プロフィール)
更新日時:2006/08/29 05:58
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タイロ池は今日も霧だった
2005/07/16 11:36 天気:曇り 気温:26~30度
タイロ池から見ると、山の上のほうには霧がかかっています。この霧が、あまり森にはよくないらしく、火山ガスが混じると酸性霧となるようです。タイロ池の上部ではこの酸性霧の影響(だと思われますが)木が枯れ始めています。池のほとりはぜんぜん大丈夫なのですが。
投稿者:小森(プロフィール)
更新日時:2005/07/16 11:39
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